まさかりが淵・ウイリッヒの森を上の道へ
ー「小栗判官・照手姫」伝説の旧跡ー

2019年10月7日

鎌倉ガイド協会主催の「まさかりが淵・ウイリッヒの森を上の道-鎌倉景政所縁の社寺と「小栗判官・照手姫」伝説の旧跡-」に 参加しました。

五霊神社です。村岡良文、村岡公致、村岡致成、鎌倉景成、鎌倉権五郎景政 の五柱を合祀していて五霊神社と称されます。
寶壽院です。真言宗のお寺で、創建は宝亀3年(772)と伝えれています。
「旧汲沢村元標跡」と刻まれた石碑があります。中村三叉路バス停付近にあり、旧汲沢村の中心部です。 古くは相模国小坂郡山之内庄に属し、室町時代の永禄年間に表記が汲沢と改められるとともに、鎌倉郡に編入されました。地名はグミの木に由来します。
まさかりが淵市民の森です。まさかりが淵伝説(淵に住む魔物(大蛇)と木こりの民話) が伝わっています。
専念寺です。鎌倉権五郎景正の祈願所として平安時代の建立と伝わります。 本尊は、後三年の役の折、敵将に弓矢で眼を射られた景正が祈願したことから、深谷目薬師として有名 とのこと。
三嶋神社です。梶原景時が景政の神霊を祀り、伊豆の三嶋大社を勧請して御霊社と称し、 後の三嶋神社と改めました。
ウイトリッヒの森で昼食を摂りました。スイス人アーノルド・ウイトリッヒ氏が横浜市に寄付した森です。 「小栗判官・照手姫」に登場する荒馬「鬼鹿毛」が住んでいたとされる奥深い森です。
瞽女淵之碑です。延宝年間に淵の落ちて溺死したと伝わる瞽女の供養碑です
法王院閻魔堂跡です。慶長年間の建立と言われるが、天保11年に火災で焼失しました。 小栗判官之墓の刻まれた角形石塔が建っています。
隣には十王堂跡(通称閻魔堂)の碑もあります。
左馬大明神です。源義朝を祀っています。境川中流域には サバ神社12社が点在します。左馬、鯖、佐婆、佐波など表記は異なりますが、いずれも 読み方は一緒です。
花應院です。閻魔堂火災のときに運び込まれたと伝わる閻魔大王像が安置されています。 同じく閻魔堂から移された小栗判官縁起絵・地獄変相十王図などあります。

花應院では、住職から当地に伝わる小栗判官・照手姫をお話を聞くこともできました。

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