「路傍に佇む野仏と富士塚に農民の思いを感じ
緑の台地にいまの農業をみる」参加

2023年12月9日

神奈川区いまむかしガイド協会主催の 「路傍に佇む野仏と富士塚に農民の思いを感じ 緑の台地にいまの農業をみる」に参加し、菅田町や羽沢町をまわりました。都市化が進むなかで、 まだまだ、田園地帯のおもかげや、地域の信仰心をうかがわせる物が残っています。
地下鉄の片倉町駅から歩きだします。
片倉の丘陵の上の馬頭観音です。神奈川宿の助郷村である片倉村の 加藤家が、自家や馬たちの健康を祈って建立したものだそうです。
道すがらに残されている「双体道祖神」(左図)、「庚申地蔵尊と供養塔」(右図)です。
真言宗の最勝寺です。
境内にある富士塚です。その前に咲いたら見事なしだれ藤があります。
菅田神明社です。江戸時代までは、最勝寺が別当を務めていました。 奥には、三獄社、杉山社、日枝社、稲荷社が合祀されています。
道すがらの「おしゃもじ様」(左図)、 庚申塔(右図)です。おしゃもじ様は、奉納されている「おしゃもじ」を借りて使うと子供の百日咳が治ると云われています。
第三京浜高架したにある「羽沢下組」と「道祖神」です。
これも高架下の「羽沢スポーツ会館」で、トイレ休憩です。
羽沢富士塚です。ここだけ脇をとおる道が狭くなっています。
羽沢神明社です。石灯籠と手水鉢に、神奈川宿旅籠の羽澤屋佐兵衛の刻銘があります。
地神塔です。羽根沢村氏子中 平本喜兵衛が造立したとのこと。
史跡「硯松の碑」です。大田道潅が小机城を攻めた際、この松の元で 「小机は、まず手習いの、初めにて、いろはにほへと、散りじりになる」と戯れ歌の詠んだとのこと。
双体道祖神が、祠のなかに 祀られているとのこと。
真言宗の東泉寺です。
菅田・羽沢農業専用地区の看板です。 横浜スタジアム23個分の広さがあります。
「緑の大地の碑」です。 「神奈川区の土地改良の碑」として平成4年に建立されました。
天気にも恵まれ、横浜にこんなノンビリしたところが あるなんて再確認しました。
―以上―