狩場緑風荘で開催された歴史講座 「中居屋重兵衛～時代の先駆者：生糸貿易の礎を築いた大貿易商人～」 に参加しました。
生糸貿易商・中居屋重兵衛の出生地・嬬恋村の情景、両親の生い立ち、江戸」への出奔、
江戸での寄食先の和泉屋での生活、そして佐久間象山との再会と弟子入り、松田玄仲との出会い、
そして、和泉屋から独立して日本橋3丁目に開店、火薬の製造研究と販売、
集要砲薬の出版、横浜村開港に伴い銅御殿とも言われた豪華な店舗を横浜に出店、広く生糸の買い付けと貿易を
行って莫大な利益を得ました。ただ、その後、幕府からの営業停止命令、五品江戸廻し令の徹底などがあって
中居屋は徐々に衰退していったとのこと。そして中居屋重兵衛本人は横浜在住わずか２年ほどで、急死
したとのこと。
本町2丁目に中居屋重兵衛店舗跡の看板が立っているとのこと。
中居屋重兵衛の墓は群馬県の指定文化財となっているとのこと。 また嬬恋村には、子孫を名乗る割烹店があり、重兵衛に関する書籍や、子孫をモデルに描いた 重兵衛の想像肖像画などが展示されているとのこと。
