「日記にみる江戸時代の食」聴講

2025年6月7日

神奈川県立公文書館で開かれた「日記にみる江戸時代の食」を 聴講しました。
「鈴木家藤助日記」や「松平造酒助江戸在勤日記」を題材に、 幕末に生きた裕福な農民や武士がどのような食材に親しみ、食べていたかの説明がありました。

 鈴木家藤助日記の紹介での主なポイントとしては、
1)ソバはハレの日にも出されるが、寄合でも日常供される
2)暮、正月などでは、雉、鴨、鮭、餅、のりなど
3)贈答品では、季節の野菜、鮭、鰻、かつぶし、菓子類、素麺、茶・砂糖。酒など
4)新しい食べ物としてキャベツ、セロりなど

 松平造酒助江戸在勤日記の紹介での主なポイントとしては、
1)普段の食事としては、基本は自炊、昼は弁当
2)漬物、味噌漬け、鰯、鮭のあんかけ、香の物など。
3)イベント食は御餅、鴨の吸い物、竹の子料理、庄内食など
4)好んだ食べ物としては、鮭、鰯、牡丹餅、江戸の菓子、カステラなど
など、結構豊富な食材を食していました。

―以上―